2017年08月15日 従業員のひとりごと

美しく不思議な新世界『透明標本』展・IN高知


アクアクララ担当の吉村です。先日高知県立美術館で行われている『透明標本』展に出掛けてきました。

世界的にも評価の高い冨田伊織氏の、単独では全国初となる展覧会だそうで、会場には、カエルやイモリなどの両生類、エビやカニなどの甲殻類など「500~1000個」の標本を展示し、今回は高知にゆかりのあるアユやアカメの稚魚も展示されるという事で、一度はどのようなものかこの目で確かめたく出掛けてきました。

 

 

 

 

 

 

富田伊織

1983年生まれ。北里大学水産学部水産生物化学科卒。同学部在籍中に研究用の透明骨格標本に魅せられ独自に制作を開始。2008年5月、透明標本作家として活動開始。昨今では写真集出版や講演会など、透明標本をテーマに活動の場を広げ、日本国はもちろん、世界中で注目を集めている。

 

 

 

 

 透明標本とは

生き物を特殊な薬品に漬けると、筋肉が透明化し、骨は赤紫や青色に変化するという。色合いや透明感を引き出すために、一つの標本の製作に数カ月から1年かかることもあるという。透明にすることで、魚類や両生類の細かな骨や、自分の頭よりも大きな生物を飲み込む蛇の顎や腹部の構造がよく分かる。

 

 

学術的な観点はもとより、アート作品としても楽しめます。

 

 

 

 

軟骨は青の染色・恍惚は赤の染色

 

 

 

 

 

写真だけでもこの独特な世界観は伝わると思いますが、皆さん如何ですか?

 

 

 

神秘的雰囲気が漂います!

 

 

まとめ

地元企業の協力により、アートコーナーを美しくライトアップし、透明標本をより一層神秘的な世界に作り上げすべての作品に「命」を感じました。

実際に自分の目で見ないと分かりづらいかも知れませんが、私はこの夏の良い思い出にさせていただきました。

宜しければ皆さんも一度ご覧になられてはどうですか?