「災害時石油ガス供給連携計画に基づく中核充填所稼動・共同利用訓練」の視察に行ってきました。
「モテる企業」いや「モテてる企業」いや、いや「モテまくる企業」を目指せ!を合言葉に社員と一緒に邁進してます「モテたい」高知のガス屋さん マインドガスの山田洋介です。
先日、高知県LPガス協会主催で実施された「中核充填所」防災訓練の視察に行ってきました(^O^)/
正式には「災害時石油ガス供給連携計画に基づく中核充填所稼動・共同利用訓練」というもの。
「中核充填所」とは、災害時において、いち早くLPガスを供給できる体制を構築し、分断されたインフラ整備の復旧に貢献し得る設備を強化したLPガス基地です。 これにより万一の大規模災害時においてもLPガスの安定供給が可能となり、被災地域の皆様の暮らしをサポートいたします。 災害時の停電に備え、LPガス充填設備稼働のための電力を確保する発電設備です。
全国に340カ所。高知県には7カ所の中核充填所がありあます。これらの充填所は、災害時にも安定したLPガス供給を確保するために設置されています。
訓練の想定を簡単に説明すると・・・
香川県小豆島付近を震源とする地震が発生し、四国全域で震度7~6弱の揺れを観測した。この地震により、四国各県で家屋の倒壊、道路の寸断、断水、停電が発生している。また、LPガス輸入基地、二次基地も大きなダメージを受け、出荷停止状態であり復旧の目処はたっていない。
このような状況により、LPガスの供給にも支障が生じていることから、特定石油ガス販売業者及び中核充填所は、災害時石油ガス供給連携計画に基づく対応を実施。
四国各県でLPガス供給不足が懸念される中、日本LPガス協会で対策会議が開かれ、波方国家石油ガス 備蓄基地から国備石油ガスの放出を要請することとし、経済産業省との協議の結果、放出が決定した。
高知県においては、今回の地震で強い揺れを観測したものの、震災後、二次基地、中核充填所の設備点検を行ったが、大きなダメージはなく、LPガスの受入れ、出荷、充填が可能であると確認された。
国備石油ガス放出決定後、内航船が着岸。国備石油ガスを積んだローリーは、中核充填所にガスを納入。支援要請への対応に向け、配送の準備を開始した。
これでも簡単に説明しましたが、専門用語等がたくさん出てきてしまい・・・とにかく緊急事態を想定した防災訓練です(‘◇’)ゞ
訓練を実施するのは、会場でもあった伊丹産業株式会社高知支店の社員の皆さん。
掛け声とともに各自対応していきます。
充填所内で機敏に行動する訓練者。
支援要請への対応を想定し、配送車にLPガス容器を積み込みこむ訓練者。
積み込んだLPガス容器を避難所に設置して終了。
この日は30度を超える真夏日。そんな暑い中の訓練お疲れさまでした! テント内で見学していた私も汗だく(笑)
まとめ
今回初めて「中核充填所稼動・共同利用訓練」を見学しました。
地震などの緊急時にいかに行動できるか?
高知県では、緊急時にどこの充填所でもLPガスを充填できるように共通バーコードを利用して対応していると説明がありました。訓練を通じて日頃より意識を持つことが大変重要だと改めて再確認した内容でした。
LPガスを取り扱うものとして、安全・安心はもちろん、防災の意識も高めていかなければと思った2,025年秋。
しかし、早く寒くなって欲しいものです(^▽^;)