【みちくさ遍路 大日寺→国分寺】ボランティア精神によって成り立っている「ヘンロ小屋」と120年続く「へんろいし饅頭」
こんにちは、ガス屋さんが...行く【寺やんのはじめてのお遍路】でカメラマン役の高橋です。
今回は大日寺から南国市に入り国分寺へと向かっていきます。約9.5km、徒歩で行くと約2時間20分で平坦な道のりです。
道中には次の札所を示す道標があって、歩き遍路さんは迷わず進むことができます。
ヘンロ小屋
国分寺へ向かう途中で立派なヘンロ小屋(松本大師堂)をみつけました。
ヘンロ小屋は歩き遍路をする人が休憩するために設置してあるので山間部など人気のない所に建つヘンロ小屋が多くあります。
このヘンロ小屋は「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会の活動によるもので、地元の方々からの寄付や労力奉仕によって作られています。土地も所有者や自治体から借りているとのことです。このような日陰とベンチがあれば遍路人も足を伸ばして十分に体を休めることができ、安心して休息がとれますね。
目標は四国八十八カ所にちなんで88棟と、プロジェクトの集大成となるプラス1棟とのことですが、もうかなりな数ありますね。ここは28号になります。
元祖山崎の「へんろいし饅頭」
国分寺の近くにある元祖山崎の「へんろいし饅頭」は創業約120年と聞きます。
店内で売られている「へんろいし饅頭」は5個入りと10個入りの二種類しかありません!
とりあえず5個入り(380円)を買って食べました。
売り切れ御免の饅頭はちょっと固めの薄茶色の生地と小豆あんがたっぷりの素朴な味わいでとても美味しいです。国分寺近くへ来られた場合は、ぜひご賞味してみてはどうでしょうか。
ちなみにお店前のバス停もへんろ石。
さいごに
国分寺の北東には、土佐日記での著者で土佐国司を勤めた紀貫之邸跡があり、草木と曲水の流れが配され平安朝を想わせるような公園があります。そちらもまたの機会に一度訪れてみたいなと思いました。
この後は本編のガス屋さんが...行く【寺やんのはじめてのお遍路】29番札所国分寺となります。