【みちくさ遍路 竹林寺→禅師峰寺】武市半平太(瑞山)の旧宅を訪れ、郷土の歴史と偉人を知ることができた日。
こんにちは、高橋です。ガス屋さんが...行く【寺やんのはじめてのお遍路】で、いつもカメラマン役でお供しております。
前回、31番竹林寺のある場所の五台山公園で散策を満喫してきました。そこから次の札所32番禅師峰寺までは、徒歩で行くと2時間15分くらい。約7.5kmの距離となります。
禅師峰寺に行く道すがら、下田川を南下した仁井田地区には、幕末に活躍した武市半平太(瑞山)の旧宅があるので、そちらにフラっと寄ってみました。
旧宅の手前に分かりやすく案内看板が立っています。そばに数台とめられる専用駐車場がありました。
旧宅とは反対側の道を行くとお墓もあるようですが、そちらは後ほど。
さあ、見学させていただきますよっと入り口へ。しかし扉が半分閉まっています。
周りに人気もない・・・どうしよう・・・
入り口には表札がありましたが、武市の姓ではないようですし・・・
現在は個人宅となっているとは聞いていたのですが、もしや一般開放されていない?
う~ん、ここまで来て後戻りはできねえ。
とりあえず「すみませ~ん」と一言声をかけてから中をチラっとのぞくと、クサリにつながれた一匹のワンちゃんがお出迎え!
不審者とおもったのか猛烈に吠えたてられた。
ここは防犯のため番犬を飼っているのでしょうね。
勝手に中へ入ってはダメみたいなので入り口から写真を一枚。
国指定史跡文化財となっている武市半平太(瑞山)の旧宅。
もとは藁葺屋根であったようですが、現在は銅板と瓦でできた屋根です。
間数は6室。(けっこう広い)8畳の客室にある柱には瑞山が字を刻んだ痕があるらしい。それは、ぜひとも見たかったなあ。
もと来た道をもどり少し登ったところに瑞山記念館。
この施設は無人の記念館なようです。見学料100円を払います。
中には半平太の生涯を綴った資料がたくさんありました。それと木彫りの像も。
裏手にまわると武市半平太(瑞山)を祀った瑞山神社。
命日である5月11日には、瑞山神社で墓前祭が行われるようです。
瑞山神社から見る旧宅です。
さらに石造りの階段を登ると半平太のお墓があります。
綺麗な花が活けられており、隣に寄り添うように妻の富さんの墓もありました。
さいごに
旧宅とお墓の周辺はとてもひっそりとしていて静かなところでした。
心穏やかになれるような、そんな場所です。
尊王攘夷の道を進むことを考えて土佐勤王党を結成し、多くの若き志士の共感をよび、そして志し半ばで生涯を閉じた武市半平太。郷土の歴史と偉人を学ぶこともできて、今回も楽しい寄り道となりました。