次亜塩素酸水で除菌?!アルコール除菌との違いを調べてみました!
皆さん、こんにちは!嶋﨑です!!(^-^)
毎日テレビでもネットでも、新型コロナウィルス関連の報道・話題でもちきりですね。
4月7日に政府から緊急事態宣言の発令がなされ、都市部を中心に各都府県知事から、住民への外出の自粛要請や企業への休業要請がなされています。
昨日4月10日に、国内で新型コロナウィルスへの感染が確認された人は600人で、一日に感染が確認された人数の最多更新となりました。
今私達にできることは限られていますが、不要な外出及び人との近接接触を避け、手洗いとマスクの着用の徹底、密接・密集・密閉の3密を避ける等、皆で感染防止策を講じる他ありません。
さてそんな中、新型コロナウィルスの感染防止策で最も効果的と言われているのが『手洗い』です。要するに手に付着したウィルスを洗い流すということです。
この手洗いと同じくらい効果があると言われていますのが、アルコール除菌です。
現在どこのドラッグストアへ行っても、このアルコール除菌のウェットティッシュや除菌スプレーは欠品中で、ほとんどの店が入荷未定となっています。本当に売っていません。
この消毒用アルコールと同等以上の効果があるのが、次亜塩素酸です。
ノロウィルス対策で消毒に最も用いられるのが、この次亜塩素酸水や次亜塩素酸ナトリウム製剤です。
今回は、次亜塩素酸水とアルコールの違いについて調べてみました!
次亜塩素酸水とは?
食塩水もしくは塩酸、または塩酸に食塩を混合したものを電気分解し生成されたpHが酸性に傾いている水溶液で、優れた殺菌力を有しています。
次亜塩素酸分子中の塩素(Cl⁻)はウィルス粒子を形成している様々な物質(タンパク質、脂質、核酸など)に結合してそれらの働きを阻害すること、および酸性電解水中のOHラジカルによってウィルス粒子に損害を与えて、殺ウィルス作用を発揮します。
次亜塩素酸は低濃度でも優れた殺菌作用を発揮し、消毒用アルコールと比較しても殺菌力として同等以上の効果が報告されています。
※一般社団法人 日本電解水協会HPより
次亜塩素酸水とアルコール比較
ネット上に掲載されいます膨大な情報を基に、私なりにまとめてみましたのがこの比較表になります。専門家ではございませんので表現に誤りがあるかもしれませんが、一参考にして頂ければ幸いです。
5つのポイント
① 除菌力はアルコール以上
次亜塩素酸水はノロウィルス対策として、消毒や処理剤として主に使われています。次亜塩素酸水の除菌力は高く、アルコール以上と言われています。
② 消臭力がある
次亜塩素酸は菌及び菌から発生する臭いと反応をして分解し、消臭作用があります。
③安全性が高い
次亜塩素酸水は、厚生労働省で食品添加物として指定されており、使用基準及び成分規格が定められています。よって人体に害はなく、また不燃性であることから安全性が高い。
④金属腐食・衣類の漂白
次亜塩素酸は塩素系の為、金属を腐食し、また衣類や布を漂白するので注意が必要。アルコールにはその心配は全くありません。
⑤保存性
次亜塩素酸は使用期限が約半年(未開封)と短く、直射日光を避け冷暗所での保管が必要。開封後は2ヶ月以内に使用しなければ品質劣化が進み効果がない。アルコールは比較的長期保存が可能で、日光による品質劣化はほとんどありません。
さいごに
今回は除菌の手段として一般的なアルコールと、ウィルスの除菌に効果的な次亜塩素酸を主成分とした次亜塩素酸水との比較をしてみました。
どっちが良くてどっちが良くないかではなく、それぞれの特徴を理解し、使用する状況に合わせて有効に活用することが大事だと私は思います。
まだまだここに書ききれないそれぞれの特徴・効果がありますので、沢山の情報を整理してインプットし、最善の対策を講じて頂ければ幸いです。
一日も早い感染の収束を願います。。。
それではまた!(^-^)/
〈 補足 〉
4月10日に政府は閣議で、「次亜塩素酸水」について、
『現時点では手指の消毒に活用することについての有効性が確認されていない』とする答弁書を決定しています。