2017年09月12日 従業員のひとりごと

牧野富太郎出身の佐川町を散策・青山文庫で歴史を振り返る!


こんにちは、アクアクララ担当の吉村です。

 

私事ですが25年程前に、高知市から西へ25キロほどに位置する酒造「司牡丹」で有名な佐川町に5年間ほど住んでおりました。しかし5年間の間に一度も佐川町内を散策した事がなかったのですが、先日佐川の町で所用があり空いた時間を利用して、佐川町で有名な青山文庫や情緒ある酒蔵に立ち寄ることができました。

 

 

佐川町立青山文庫

 

 

 

想像してたよりはコンパクトな作りの建物!

 

 

 

趣のある館内入口までの登り坂。

 

 

青山文庫は、名前に「文庫」とついているので図書館と間違われることがありますが、坂本龍馬・中岡慎太郎・武市瑞山らの維新関係資料や、江戸時代に佐川の領主であった土佐藩筆頭家老深尾家の資料などを展示している博物館です。 幕末維新の生き証人であった、佐川町出身の元宮内大臣田中光顕(みつあき)が収集した志士たちの書状や画などの遺墨コレクションを中核に、主に近世・近代の歴史資料を収蔵しています。

 

 

 

私が青山文庫を訪れた日には佐川町出身の「陸援隊副長・田中光顕」特別展が開催されていました! 

『特別展 9月2日(土)~11月26日(日)』

(田中光顕は若き日に土佐を脱藩し、活躍した幕末の志士。)

 

他にも陸援隊の面々や高野山挙兵の詳細、五箇条のご誓文、大政奉還や王政復古などの掲示がありました。

 

また隣接する場所では、佐川町出身の牧野富太郎の資料も展示してありましたよ!

 

歴史が深い酒造の町・佐川

 

今から約四百年の昔、山内一豊が土佐に封ぜられ、首席家老深尾和泉守重良が佐川領を賜りました時、深尾氏に従って佐川へ来た御酒屋がありました。以来伝統正しい醸造が続けられております。

佐川町出身、元宮内大臣田中光顕は、佐川の酒を愛飲し、「天下の芳醇なり、今後は酒の王たるべし」と激励の一筆を寄せ、「司牡丹」と命名され、司牡丹酒造となりました。

 

 

歴史の深さが感じられます!

 

 

 

 

 

 

 

情緒ある街並み!

 

 

 

この建物の中では酒造りに関する様々なものが展示されてました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐川文庫庫舎(旧須崎警察署佐川分署)

 

 

 

 

現在は佐川町指定文化財で、青山文庫の正面玄関として使用されるようですが、明治19年に和洋折衷の近代的庁舎として須崎警察署佐川分署として建造されたという事です!

 

 

 

 

 

 

 

建物内には展示物はあまり無く、建物の歴史的風致維持を目的に管理されてるようです!

 

 

まとめ

 

訪れた日は、まだまだ日差しは強かったのですが、心地よい風が少し吹く秋の気配を感じさせる1日でした。訪れてみるとなかなか風情のある街並みを拝見できてすごく良かったです! 今度機会があれば「蔵見学」もしてみたいな!と考えております。