【高知の滝めぐり36 しゃくぜんの滝】急斜面を降りた先に見た、岩が挟まった神秘的な滝。
こんにちは、高橋です。
今回ご紹介する【しゃくぜんの滝】は吾川郡いの町中追渓谷の奥にあります。
市内から1時間ほどで到着できるような場所になりますが、道幅の狭い場所があり車同士の行き違いも困難な所が多いので、こちらに行く人は気をつけてください。
仁淀川沿いに国道194号を走り、そこから勝賀瀬川を中追に向けて行きます。
滝はまだまだ先ですが、ここら辺の川の水は川底まで透明でとても綺麗に見えます。
中追渓谷は小さい頃に来たきりですが、その頃はわりと賑わいもあったように思います。吊り橋が老朽化してます。今はすっかり寂れてしまっている様子です。
岩肌がせり出してきて、その間を進むような感じです。
20分ほどで最終の分岐地点。ここは右に見えるお地蔵様のほうに進みます。
少し進むと、滝への降り口がありますが、ここが非常に分かりづらかったです。
ピンクテープが二重に張っているのが目印でしょうか。
ここから急斜面を下りてですが、斜面というよりほぼ垂直に近い。
幸いにもロープが途中まで繋いであったので、それを掴みながらズルズル滑りながら降りていきます。
もう少しで滝のようです。水の音が次第に大きくなってきました。
ようやく下まで降りると、そこは不思議な世界が広がっていました。
周りを緑の岩壁に囲まれた滝と滝壺のみのとても静かな世界。
【しゃくぜんの滝】15mの直瀑です。
滝の上部には巨大な岩がすっぽりと挟まっていておもしろい。
一頻り、写真を撮りながら休憩、これから帰りの登りがまた大変です。
さいごに
【しゃくぜんの滝】は車道から60mあまり急斜面下らないとたどり着けない谷底にあります。かなり危険で誰もが行ける場所ではないですが、そこには見たこともない不思議な空間が広がっています。女性だと厳しいかもしれませんが、それなりの装備を持っていかれたほうがよいでしょう。