2022年11月15日 従業員のひとりごと

消火器の中身・期限について


こんにちは、マインドガス 青木です。

 

 

ガス屋さんをしていると、保安管理のうえで関わることがありますが、今回は皆さまの身近なところにある「消火器」の中身・期限について触れておこうかと思います。ご存知の方もおられるかと思いますが、改めて読んでいただければ幸いです。

 

 

 

 

消火器の中身について

 

 

・粉末タイプ

粉末の消火薬剤が入っており、現在最も普及しています。火をおさえる力は強力ですが、冷却作用がありませんので、鎮火後は完全に消火したかどうかを注意しなければなりません。

 

 

 

・強化液タイプ

炭酸カリウムによるアルカリ性水溶液を薬剤としています。蓄圧式と呼ばれる構造で、大型消火器に関しては炭酸ガスで加圧しているタイプもあります。一度薬剤がかかった部分は再燃しにくくなっています。

 

 

 

 

 

消火器の期限について

 

 

 

消火器には「設計標準使用期間(期限)」を表示することが義務付けられていて、業務用消火器においては10年、住宅用の消火器は5年となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

上記画像の中に”設計標準使用期限”と書かれていて、その下に”2021年末まで”と書いてありますね。こちらは業務用の消火器なので製造して10年後が期限となっております。

 

 

 

 

期限切れ消火器の処分について

 

 

 

消火器を処分する際には、「既販品用消火器リサイクルシール」を消火器に貼り付ける必要があります。また、古い消火器を回収してリサイクルする業者さんもありますので、お近くのリサイクル窓口を検索していただければと思います。

 

 

”リサイクル窓口の検索はこちらから”

 

 

 

 

さいごに

 

 

使用期限を過ぎた消火器は腐食や劣化など、状態によっては破裂による人身事故の危険があります。まずは消火器の販売店や専門の業者に相談するようにしましょう。

 

 

 

ということで、今回はここらへんにて。テイッ!!