一般的なご家庭におけるガスボンベの設置場所について
こんにちは、7月2日現在、5日後に控えた「高圧ガス販売主任者二種」の試験に向けて勉強中だったり、勉強しようとしているマインドガス 青木です。
試験にむけた勉強の最中、「この事については広く知られていた方が、これからお家を持つ方々の為にも約に立つ情報ではないだろうか?」という事についてご紹介させていただきます。プロパンガスを設置している場所、基本的にはそこは様々な条件をクリアした”安心・安全なエリア”だからこそ、そこに設置されているのです。以下、その条件についての記事になります。
プロパンガスボンベの設置基準について(一般的な戸建住宅の場合)
基準その1:火気までの距離について
ガスボンベの近くに火気があると爆発の恐れがあるため、原則として火気を使用する場所から2メートル以上離れた場所に設置する必要があります。ボイラーやストーブといった燃焼機器も火気に含まれるので、注意が必要です。
基準その2:ガスボンベの腐食防止の為の処置をしておく
ガスボンベは直接地面に設置すると、底部に湿った土が付着して腐食するおそれがあるため、コンクリート盤やボンベ台の上に設置するなどの注意を払う必要があります。
(上記画像はボンベマットになります。)
基準その3:直射日光を避ける
ガスボンベは温度が上がると内圧が上がり、爆発する可能性もありますので、温度を40℃以下に保つ必要があります。そのため直射日光に長時間さらされるような場所は避ける、もしくは屋根を設けるといった措置をしなければなりません。
基準その4:ガスボンベの転落防止処置
ガスボンベには転落、転倒による衝撃をあたえないよう、かつ、容器バルブに損傷を与えないようにしなければなりません。そのため、ガスボンベは水平な場所で上から物が落ちてくるおそれのない場所にチェーンやベルトをガスボンベに通し、家屋の壁のような場所へ固定しなければなりません。
高知県では50kgボンベに関しましては2本掛けを推進しております。
基準その5:ガスボンベ設置場所周辺の広さについて
すでに設置しているガスボンベの残量が少なくなってきたら新しいガスボンベと交換する必要があります。そのため、新しいガスボンベを運搬し、前のガスボンベを取り外し、新しいガスボンベを取り付ける広さが必要になります。また、ガスボンベを設置する場合は車道に面した場所を避けなければならないとされています。(やむを得ず設置するときは車両との接触防止などの防護措置を施す)
まとめ
皆様のご家庭に設置されているガスボンベにも、それぞれのガス屋さんが周辺環境などを考えて今の場所に設置されています。「なんで自分の家にはここにボンベがあるんだろう?」と気になられた方は、こういった条件が当てはまってないか一度照らし合わせてみるのも良いかもしれません。
ということで、今回はここらへんにて。テイッ!!