2023年01月31日 従業員のひとりごと

ガス屋さんが常に持ち歩いている「自記圧力計」について


こんにちは、マインドガス 青木です。

 

 

今回はガス屋さんであれば業務中、常に持ち歩いている「自記圧力計」についてご紹介します。

 

 

自記圧力計とは

 

 

自記圧力計とは配管の中を通っているガスの圧力を測定するための機械で、ガスを使用していないときの配管内の圧力や、ガス器具を使用している状態での配管内の圧力であったり、ガス器具の入り口にかかっている圧力を測定することができます。また、調整器~ガス器具の間に4.0kpa±0.2kpaの圧力をかけて行う漏洩検査や、配管工事後に調整器~末端ガス栓の間に9.0kpa±0.2kpaの圧力をかけて行う気密検査といった、ガス漏れがないかの点検を行う際にも使用するので、ガス屋さんが業務を行うにあたって欠かせない必需品となっています。

 

自記圧力計には大きく分けて2種類あり、測定中の圧力の強さに応じて水晶時計を回転させ、ペンアームを動かすことで圧力の計時変化を記録する機械式自記圧力計と、装置内に固定されたダイヤフラムを設置し、配管と接続し圧力をかけ、ダイヤフラムに生じた歪みを検出することによりその変化を記録する電気式ダイヤフラム式があります。

 

【機械式自記圧力計】

 

 

 

【電気式ダイヤフラム式】

 

 

 

ガス栓について

 

 

ガス栓とは、ガスを供給する配管の開け閉めを行う為に必要な栓で、末端ガス栓と中間ガス栓の2種類があります。

 

 

 

 

末端ガス栓

末端ガス栓はガス器具との接続に使われるもので、ヒューズガス栓やフレキガス栓、ボックスガス栓など、ガス器具の種類や接続方法に適応できるよう、様々な形のものがあります。

 

 

 

 

 

上記画像の赤丸の部分は給湯器との接続に使われるフレキガス栓の検査孔で、ここと自記圧力計をつないでガス器具を使用する事で、燃焼圧力の測定を行うことができます。

 

 

 

中間ガス栓

 

 

中間ガス栓は配管の途中に使用するもので、配管工事やボンベ交換などの際に、開け閉めを行います。

 

 

 

 

 

 

さいごに

 

 

今ではガスメーター自体がガス圧を監視し、ガス漏れの際は自動でガス遮断をしてくれますが、定期的な保安点検は必要です。各ご家庭様へ保安点検のお知らせが来た際は、ご都合のよろしい日程をお使いのLPガス販売店へご連絡いただければ幸いです。

 

 

 

それでは今回はここらへんにて。テイッ!!