2016年06月21日
地震関連
高知県は日本一!?LPガスボンベ設置の地震対策安全基準
ブログ記事「ホントに災害に強いの?LPガスが災害時に活躍する3つの理由」でもわかるように、災害時におけるLPガスの有用性は認められています。
しかしながら、各家庭に置かれているLPガスが災害時に活躍するのは、「ガスボンベ自体が被災しない」ことが前提です。
高知県LPガス協会では、ガスボンベ自体が被災しないように自主的な基準として以下の3点を実施しています。
- ①ガス放出防止型高圧ホースへの交換
- ②バルブプロテクターの装着
- ③50kg容器のチェーン2本がけ
以上の3つを軸に、平成18年度からLPガス地震対策保安推進事業を実施しています。
事業開始から10年となり、今ではほぼすべての家庭にガス放出防止型高圧ホースが設置されています。
これらの対策により、地震や津波、洪水によるボンベの転倒や流出を防止するとともに、万一ボンベが倒れたり、流された場合でもボンベからのガスの流出を防ぐことにより、火災などの二次災害を防ぎ、避難所での炊き出しや早期の復旧に役立てることができます
高知県LPガス協会の自主的な安全基準・3つの安心
1、ガス放出防止型高圧ホース
地震や津波でボンベや高圧ホースに力が加わると、ボンベのバルブ部分が遮断してガスの放出を防止します。
2、50Kg容器バルブプロテクター
災害時にボンベが倒れたり、落下物などからボンベバルブを保護し、ガス漏れを防ぎます。
3、50Kg容器のチェーン2本がけ
法令基準では、ボンベ上部の1本だけですが、高知県では2本がけを推進しています。
ちなみにこの筆者の岡山の実家では・・・
少なくとも、バルブプロテクターとチェーン2本がけは実施されていませんでした。もちろん、ここのガス屋さんが悪いわけではありません。
高知県でLPガスの皆様のご自宅では、高知県LPガス協会の自主基準によって、ガスボンベが守られているということなのです。
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