2016年09月21日 レンジフード

見積もりと違う!?レンジフードお取替え事前現地調査の重要性


長田

こんにちは、長田です。

 

突然ですがみなさんは周りで〝見積りよりも実際の工事費が跳ね上がった〟なんて話を聞いたことはありませんか?

それは、事前の現地調査に問題があるからです。

キッチンのリフォームって意外と規格の問題があります。

電話だけやチラッと見ただけでは見抜けない問題点が多々あるんです。

 

今回は、レンジフードを交換する際、事前の現地調査の重要性についてお話しさせていただきます。

じつはレンジフードはどの機種にでも簡単にお取替えができる訳ではなく、機種によっては大規模な手直し工事が必要になるケースも出てくるのです。

 

こういった事を回避した一例をご紹介したいと思います。

 

 

 

実際の現場

 

ブーツ型RH

 

営業担当者からレンジフードのお取替えのお客さま宅へ現地調査を同行して欲しいとの事で伺い、既存のレンジフードや吊戸棚の寸法を測りました。

 

 

ナス

 

このレンジフードはNAS製のRVP-60というモデルでした。

 

 

 

早速測定してみましょう!

 

まずはレンジフードに併設してある吊戸棚を計測

吊戸

 

吊戸棚の高さは50cm。

 

 

吊戸2

 

 

吊戸棚の奥行は35cm。

この二ヶ所の計測はレンジフードを取り替えた際に隙間が発生し、全面及び側面に目隠しの板が必要かどうかを調べるために測ります。

この現場は必要ありませんでした。

 

次にブーツ型レンジフード内部の換気扇を測定

 

ブーツ換気扇

 

ブーツ内部はプロペラ換気扇です。

 

 

換気扇1

 

換気扇のプロペラ枠の高さは35cm。

 

 

換気扇2

 

プロペラの中心からレンジフード下端まで30cm...ん?

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じつはここが問題の個所でした!

 

営業担当者はお客様に「OGR」というシリーズのレンジフードで話を進めていたのですが、このOGRシリーズはブーツ型のプロペラ式レンジフードから取り替える際、「プロペラの中心からレンジフード下端まで35cm以上必要」なのです。

取り替えるには見た目が格好悪くなるがレンジフード本体を下げる。

もしくは、換気扇を外した開口部を大きくする加工をし取り付ける。

しかし、どちらにしてもご提示されたご予算を大きくオーバーしてしまいます。

お客様とのお話合いの結果、加工の必要のない「XGR」シリーズに決まりました。

 

まとめ

今回のように現地調査をしっかりしていたので事前に問題点を発見できたのですが、この現地調査を手抜いたりやらなかったりして、後から工事費用を請求したりする業者もいると聞きます。

私たちは時間を掛けしっかりと下調べを行ない、お客さまのお悩みやライフスタイルに合ったご提案をさせていただいておりますので、安心してお任せください。

 

 

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